高松高等裁判所の男性事務官が、職員の人事に関する情報を漏らしたとして、30日付で戒告の懲戒処分を受けました。
高松高裁によりますと、男性事務官(年齢非公表)は、2025年8月、裁判所職員1人の人事に関する情報を、本人に知らせる予定ではない内容にもかかわらず、該当の職員に漏らしました。
人事情報は、本来この男性事務官がアクセスできないシステム上にありましたが、何らかの方法で閲覧していたということです。
裁判所の聞き取りに対し、男性事務官は情報の漏洩を認め、深く反省しているということです。
高松高裁の横山浩典事務局長は「法令を厳正に遵守すべき裁判所職員がこのような事態を引き起こしたことはまことに遺憾。法令や服務規律を遵守する意識をより一層高めるよう、職員を指導する」とコメントしています。