若手指揮者の登竜門として知られるフランスの国際コンクールで、岡山市出身の米田覚士さん(29)が優勝しました!
授賞式で喜びを爆発をさせたのは、岡山市出身の米田覚士さん、29歳。
1951年に創設され、2年に1度開催されている「ブザンソン国際若手指揮者コンクール」は、若手指揮者の登竜門として知られ、2024年亡くなった、小澤征爾さんも1959年に優勝しています。
27日に行われた決勝では中国出身とアメリカ出身のファイナリストを抑え、国際審査員団の満場一致で、グランプリに輝きました。
日本人の優勝は11人目で、2019年の沖澤のどかさん以来の快挙です。
(岡山市出身/米田覚士さん)
「美しく素晴らしい音楽を世界中の皆さんと分かち合えるような指揮者になりたい」
幼少期からピアノを学び、岡山市ジュニアオーケストラでは打楽器を担当していたという米田さん。
岡山城東高校で音楽を専攻し、3年のときに指揮者を目指したそうです。
当時担任だった森野啓司さんは。
(米田さんの高校時代の担任/森野啓司 教諭)
「びっくり、そして大喜びというか、彼は『ええなんとか』という感じで、相当過酷なコンクールなのでよく乗り切ったな」
当時を振り返って思い出すのは米田さんの人柄です。
(米田さんの高校時代の担任/森野啓司 教諭)
「愛されキャラという感じで常に彼はにこにこ笑っていましたしどんなことがあっても苦しそうな顔をすることがなかったです。才能と努力と人間性 いろんな人から愛される人格でないとこのように成功しないと強く思います」
人気アーティストの藤井風さんは同じ音楽専攻の1学年後輩にあたります。
(米田さんの高校時代の担任/森野啓司 教諭)
「上の学年下の学年よくアンサンブル教室というピアノが2台置いてある部屋でよく男の子が集まってピアノで遊んでいたりとか風くんもピアノ専攻だし、よねちゃんもピアノで入っていますから、お互いに刺激し合っているところはあったと思います」
世界的な指揮者への第一歩。今後の活躍にも期待がかかります!
(米田さんの高校時代の担任/森野啓司 教諭)
「50年先を目指してぜひ頑張っていってほしいと思います」