今年のノーベル文学賞が発表され、現代ハンガリー文学を代表する作家、クラスナホルカイ・ラースロー氏(71)が選ばれました。
スウェーデン・アカデミーは9日、今年のノーベル文学賞をハンガリーの作家、クラスナホルカイ・ラースロー氏に授与すると発表しました。
選考理由について、「終末的な恐怖の中で、説得力のある先見的な作品により芸術の力を再確認させた」と説明しています。
貧困や暴力など不条理な状況をテーマに、非常に長い文章でつづられる特異な描写が特徴で、代表作「サタンタンゴ」や「抵抗の憂鬱」は、同じハンガリー出身の監督により映画化されました。
2003年には、京都に滞在した経験から記した小説「北は山、南は湖、西は道、東は川」を発表しました。