丸亀市の波節岩灯標(はぶしいわとうひょう)が2025年度の「土木学会選奨土木遺産」に認定されました。香川県の灯台・灯標としては、2003年度に選ばれた男木島灯台(高松市沖)に次いで2件目です。
波節岩灯標は、丸亀市沖の広島の南南東約1kmにある岩座礁に設置された灯標です。花崗岩造りの円錐形で、上から黒、赤、黒に塗装され、投光部は平均海水面から15mの高さにあります。
明治28年(1895年)1月の初点灯から現在まで、130年間にわたって海面を照らし、備讃瀬戸航路の安全を守る重要な土木遺産です。高松海上保安部が管理しているものです。
「選奨土木遺産」は、貴重な歴史的土木構造物の保存につなげることを目的に公益社団法人・土木学会が認定しているものです。土木学会は、毎年20件程度を「選奨土木遺産」に認定しているということです。