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リニア新幹線 新試験車両で試乗会

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 リニア中央新幹線の開業に向けて実験を進めるJR東海は、抽選で選ばれたおよそ200人を対象に新しい試験車両を公開し、試乗会を開きました。

 新型の試験車両「M10」は今年7月から、山梨県都留市にあるリニア中央新幹線の実験線で走行試験を行っています。

 JR東海は今月6日、3万人を超える応募者から抽選で選ばれたおよそ200人を招待し、新型車両の内部を公開しました。

 最高時速が500キロに達するリニア新幹線は、従来の新幹線よりもコンパクトな作りになっています。

 座席は車両の軽量化やスペースの確保のためリクライニング機能がなく、後ろに15度倒れた状態で固定されています。

 これは東京と名古屋の間を40分間乗車しても疲れない設計だということです。

 足元にはスーツケースなどの大きな荷物を置けるスペースがあります。

 天井はプロジェクションマッピングで青空や走行中の時速を投影し、トンネルが続く乗車中の圧迫感を低減しているということです。

 試験車両の走行では時速150キロを超えると音が変わり、タイヤを使用した走行から浮上しました。

 最高速度の時速500キロに達しても車内は会話ができるくらい静かで揺れも少なく、通路を歩くことができました。

 一方で、リニア新幹線は現在も静岡工区の工事が始まっていません。

 JR東海によりますと、総工費は従来の計画からおよそ4兆円増え11兆円になる見通しで、開業は少なくとも2035年以降になるとしています。

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