今年8月、青森県八戸市のアパートで一人暮らしの女性が殺害された放火殺人事件で、起訴された51歳の女が「誰でもいいから殺したかった」という趣旨の供述をしていることが分かりました。
殺人と放火の罪で起訴されたのは、八戸市の無職・中田恵美子被告です。
起訴状によりますと、中田被告は8月、自宅アパートの隣の部屋の住人の頭を殺意を持って工具のプライヤーで殴りつけて損傷を負わせたうえ、灯油をまいて火を放ち焼死させた罪に問われています。
捜査関係者によりますと、中田被告は「誰でもいいから殺したかった」という趣旨の供述をしているということです。
青森地検は、およそ3カ月間、中田被告を鑑定留置し刑事責任能力を調べていました。