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老人ホーム殺人事件 男を鑑定留置 埼玉・鶴ケ島市

社会

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 埼玉県鶴ケ島市の老人ホームで入所者の女性2人が殺害された事件で逮捕された元職員の男の刑事責任能力を調べるため、さいたま地検が「鑑定留置」を始めました。

 木村斗哉容疑者(22)は10月、以前、勤めていた鶴ケ島市の老人ホームで入所者の小林登志子さん(89)と上井アキ子さん(89)を殺害した疑いが持たれています。

 警察によりますと、これまでに木村容疑者は「2人に恨みはなかった」などと話しているということです。

 上井さんの事件では取り調べに対して「言いたくありません」と容疑を否認していますが、「死刑になりたかった」などと話していました。

 さいたま地検は今月18日、木村容疑者の刑事責任能力を調べるために鑑定留置を始めたと明らかにしました。

 期間は約3カ月の予定で、精神鑑定などの結果を踏まえて起訴するか判断されます。

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