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“トランプ作戦”近隣国へ野心 日本の防衛戦略に影響も…

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 トランプ大統領の強い野心が日本の防衛戦略に大きな影響を与えるかもしれません。一体なぜなのか、専門家に聞きました。

 トランプ大統領は改めてベネズエラへの攻撃を自画自賛しました。

アメリカ トランプ大統領 「アメリカは再び地球上で最も強力で最も殺傷能力が高く、最先端で、そして最も恐怖を与える軍事力を持っていることを証明した」

 トランプ政権の軍事攻撃により、各国では警戒感が強まっています。

■トランプ氏の狙い 近隣国へ野心

 ベネズエラの隣国コロンビアは…。

コロンビア ビジャビセンシオ外相 「侵略があれば軍は領土と主権を守らなければならない」

 イギリス、フランス、ドイツ、デンマークなどのヨーロッパ7カ国の首脳らは6日、共同の声明を出しました。

ヨーロッパ7カ国 共同声明 「グリーンランドは住民のものであり、デンマークやグリーンランドに関する事項を決定する権利は、デンマークとグリーンランドのみに属する」

 コロンビアに関してはトランプ大統領、軍事作戦の可能性はあるかと問われると…。

アメリカ トランプ大統領 「それも悪くないな」

 そしてデンマークの自治領であるグリーンランドに関しては…。

アメリカ トランプ大統領 「グリーンランドは国家安全保障上必要だ。デンマークでは力不足だ」

 アメリカによるグリーンランドの領有。ホワイトハウスのレビット報道官は6日の声明で「政権内部で様々な議論をしていて、軍の活用も選択肢にある」としています。

■なぜ軍事的圧力を示唆?

 なぜ軍事的圧力をちらつかせるような発言をするのでしょうか。

 そのキーワードは、この言葉。

アメリカ トランプ大統領 「『モンロー主義』は重要なものだが、我々はそれをはるかに超越した。今や『ドンロー主義』と呼ばれている」

 「ドンロー主義」です。

上智大学 前嶋和弘教授 「トランプ大統領の言っているドンロー主義。これ『Donald Trump』の『Don』と、モンロー主義、これは1800年代の最初にモンロー大統領が言ったモンロー主義ってのがあるのですが、これを合わせたものです」

 「モンロー主義」は200年前のアメリカの外交政策。アメリカがヨーロッパに関与しない代わりに、ヨーロッパによる南北アメリカへの干渉も許さないとするものです。

■“ドンロー主義”とは

上智大学 前嶋和弘教授 「“ドンロー主義”とは何か。西半球はアメリカの裏庭であって西半球を守ることが、アメリカ合衆国を守ることだという、そこが“ドンロー主義”の根底にあります。アメリカ合衆国という一つの国を超えて、中南米、さらにはグリーンランド、カナダあたりまで視野に入れて、西半球を守ることがアメリカの治安、安全保障、経済を守ることなんだと」

 日本を含むアジアやヨーロッパ、アフリカの大部分があるのが東半球。そして南北アメリカがあるのが西半球です。デンマークの自治領グリーンランドも含まれます。

上智大学 前嶋和弘教授 「カナダを51番目のアメリカの州だといった話にしろ、パナマ運河はアメリカはそもそも保有すべきものなんだといった話にしろ、西半球は自分の裏庭なんだという西半球重視のポイントです」

 西半球の重視。そうなると気になるのが東半球にある日本との関係です。

上智大学 前嶋和弘教授 「これ日本の安全保障にも直結するわけですね。西半球重視ってことは、東半球が空いてしまう。東半球は(トランプ政権の)安全保障戦略によると日本と韓国が名指しされていますが、自分たちで中国の現状変更の動きを止めるべきだと書いてある。『アメリカが』という主語、『アメリカと同盟国が協力して』という主語ではなくて、『日本と韓国が』と言っている。その東半球をどうするのかというのが、日本にとっては本当に大きな節目ですね。戦後81年、こういうことになるとはなかなか想像できなかったことが今まさに、ベネズエラの攻撃から顕在化しているわけですね」

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