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「思い出をきれいなまま残したい」豪雨被災の写真を無料洗浄する写真館 岡山

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 西日本豪雨によって、泥水などに浸かるなどした写真を無料で洗浄する写真館があります。「思い出をきれいなまま残したい」。そこには、そんな思いがありました。

 西日本豪雨によって泥水などで汚れた写真。  笠岡市の柳生写真館では、こうした写真を無料で洗浄する取り組みを行っています。

(柳生写真館/近間努さん) 「にじんでるとこ分かります?こういうとこですね。それが残ってるとだんだん劣化が進むのできれいに流していきます」 

 写真を水につけ、スポンジで1枚ずつ表面の汚れをとっていきます。その後、水洗いし陰干します。

 7月13日から始めた取り組みで、これまでに10万枚の依頼がありました。その多くは、浸水被害があった倉敷市真備町の被災者からです。

(柳生写真館/近間努さん) 「家族の思い出の写真が9割ぐらいですかね。どっか旅行行ったときの写真とか、家族の思い出なんでなくなってしまうのはかわいそうかなと」

 地元の高校生もボランティアで参加していて、長いときには午前9時半から午後4時まで手伝っています。

(高校生のボランティアは―) 「最初来たときは、難しい作業が多いのかと思ったんですけど、けっこう簡単にできる作業が多かったので、やりやすい」 

 写真をきれいにするボランティア活動は、笠岡市の5つの写真店のほか、岡山市と早島町の写真店にも広がっています。

(柳生写真館/近間努さん) 「少しでも、思い出がきれいなまま残るようにそれだけですね。お渡ししたときに、懐かしい記憶がよみがえってもらえればいいなと思っています」

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