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「保存」から「活用」へ… 高松城天守閣の復元を国に要望

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 四国最大だった高松城天守閣の復元を目指して、高松市の大西市長と市民団体の代表らが21日、文化庁に要望書を提出しました。

 要望を行ったのは、大西市長とNPO法人、「高松城の復元を進める市民の会」の古川康造理事長、それに市議会議員らです。

 高松城には、かつて四国最大の天守閣がありましたが、明治に入り、老朽化で取り壊されました。高松市が復元を計画していますが、文化庁からは建物の構造がわかる詳しい資料が少なく、市民の盛り上がりがないなどの理由で、許可が出ていません。

 一行は文化庁の中岡司次長に、これまでの発掘調査や天守閣復元の効果などを説明しました。

 また、2年足らずで10万人の署名が集まったことを挙げ、復元の基準を緩和するよう要望しました。

 中岡次長は「保存から活用へと、見直す時期にきている。検討したい」と答えました。

(高松市/大西秀人 市長) 「市民の思いとして、それだけ熱いものが出てきていることに対して、文化庁として認識をしていただいた。文化財保護に対する文化庁の考え方も少しずつ変わってきている。天守の復元についても、可能性が出てきたのではないか」 (高松城の復元を進める市民の会/古川康造 理事長) 「ぜひこの勢いで市民の悲願を達成したい」

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