お年寄りの自転車事故を防ごうと正しい自転車の乗り方を競う大会が、高松市で開かれました。
(石井俊大リポート) 「標識や道路など一般の道路を模したコースで、お年寄りたちが道路交通法を正しく守りながら、自転車を運転しています」
香川県が60歳以上の高齢者を対象に毎年開いていて今年で40回目です。高松市や丸亀市などから65人が参加しました。平均年齢は72.9歳です。
手信号や声かけを交えながらコースを走っていきます。 「右よし!左よし!後方よし!」
採点のポイントは「正しく道路交通法が守れているかどうか」です。
(石井俊大リポート) 「踏み切りなんですが、自転車の場合は自転車を降りて、押して渡らなければいけません。皆さんそれをきちんと守っています」
街中でもこうやって正しい自転車の乗り方を心がけると事故も減っていくかもしれません。
香川県では自転車事故の件数自体は減少していますが、去年の人口10万人当たりの割合は全国ワースト8位です。 また、去年は自転車事故で10人が亡くなっていて、うち9人が高齢者だったというデータも出ています。
(参加者はー) 「一時停止とか左右確認とかに気をつけた。途中でパニックになってしまってよくわからなくなってしまった」 「歩行者専用道路を自転車で走ることが時あるが、その時には自転車を押していかないといけない。乗っていくのでは危ないので、そのあたりに気をつけようと思う」