試行錯誤しながら、息の長い支援につなげます。西日本豪雨の被災者の相談や支援を行う見守り連絡員を対象にした研修会が倉敷市で開かれました。
研修会には、倉敷市真備町などで被災者の見守り活動や、相談・支援を行う職員約25人が参加しました。
岩手県釜石市で東日本大震災の被災者支援をしている2人を講師に迎え、参加者からは、生活状況をどこまで聞き取るかや、訪問を拒否された時の対応などの質問が飛び交っていました。
(釜石市社会福祉協議会/菊池亮 副センター長) 「『あんたに言ってもしょうがないでしょ』っていうのが『こんにちは』みたいなあいさつで、そこから訪問を重ねてるうちに『あのね…』って始まる時がある」
倉敷市では、10月に真備支え合いセンターが立ち上がりました。 見守り連絡員 約30人が、仮設住宅や被災した自宅で生活する約5900世帯を訪問し、相談や支援を行っています。
(参加者はー) 「仕事への向き合い方が、少し整理できたような気がしますね」 「自分たちも、力強く気持ちの中で持って活動しないといけないんだな。それがやっぱり長く真備の方たちと寄り添っていける部分なのかな、ってことを感じました」