豪雨の教訓を生かします。災害時に必要な情報伝達についてのセミナーが岡山市で開かれました。
西日本豪雨の気づきを今後に生かそうと、総務省・中国総合通信局が開いたもので、行政や通信業界などから約150人が参加しました。
セミナーでは避難情報をテレビなどで伝えるLアラートや、最新技術をつかった防災システムについて総務省が報告しました。また、防災の専門家・関西大学の河田恵昭特別任命教授が基調講演を行いました。
(関西大学 特別任命教授/河田恵昭さん) 「単に情報の内容が問題とか、はやさが問題とかそんなんじゃないぞ。私たちの生活文化としての防災というものをきちっと根づかせるということが欠けていた。そういうふうなとらえ方で、ぜひ去年のような悲劇は今年も繰り返さないように」
防災が市民に根づくには「下地となる文化が育つことも必要だ」と河田さんは話しました。