4月14日、岡山市東区の吉井川河口にある水門が何者かによって開けられ、海水が水田に流れ込みました。現場では、急ピッチで水田から塩分を取り除く作業が進められています。
海水が流れ込んだのは岡山市東区正儀の水田です。4月14日の午前3時ごろ、吉井川に設置されている北浜水門が開けられ、海水が流れこんでいるのを住民が見つけました。
水門の管理は岡山県が住民に委託していて、水門を何者かが勝手に操作したことが原因とみられています。浸水した農地は約16ヘクタールに上ります。
現場周辺では、19日も水を入れ替えたり、田んぼに水を張って塩分を薄めたりする作業が行われていました。
(作業する人は―) 「田んぼは乾かさんとおえん時期になっとんじゃけど。こんなことになったから、1日でもはやく洗うなら、洗うことをせなんだら」
警察が被害を確認するとともに、目撃者などの話から当時の状況を調べています。また、県では今後、浸水した水田の土壌に含まれる塩分などを詳しく調査する方針です。