岡山県真庭市の佐田建美が新しく開発した建具を発表しました。この建具、普通の建具とは違った特徴があるんです。
佐田健美は木製スーパーカー真庭やおひつの家などユニークな作品で知られる真庭市の木材家具メーカーです。
(記者) 「こちらの建具は春・夏・秋、そして冬がデザインされていて季節ごとになんと着替えることができるんです」
こちらが約1年かけて開発した「着がえるたてぐ 四季折々 真庭」です。
春は桜亀甲。夏は麻の葉。秋は落ち着いた竜胆。冬は白梅が描かれている清楚で優雅な建具で、季節やその日の気分に合わせてデザインを変えることができます。
この模様を生み出しているのは、古くから使われている「組子」という技術。くぎや接着剤などを一切使っていません。
(佐田建美/佐田時信 社長) 「非常に画期的な意外性のあるものになったなと思ってます」
佐田建美では、これまで20作品以上に「真庭」という名前を付けていて、作品で地域の活性化を図ります。
(佐田時信 社長) 「徐々にですがみなさんに真庭という名前が覚えていただけるようになりまして、これから自分たちでできる町おこしとして頑張ってやっていきたい」
「四季折々 真庭」は6月に名古屋で行われる全国建具展示会で展示され、その後販売されるということです。