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ハンセン病の家族訴訟 国が控訴断念、山下法務大臣が岡山市で謝罪

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 6月、熊本地方裁判所がハンセン病の元患者の家族に損害賠償をするよう国に命じた判決を受け、国は控訴しないことを決めました。

 岡山市では山下法務大臣が会見し、謝罪しました。

(山下貴司 法務大臣) 「先月28日の熊本地裁判決につきまして、控訴しない旨の決定をする閣議決定をいたしました。ハンセン病元患者の皆さまのみならずご家族の皆さまに対して、政府の一員として心からおわび申し上げます」

 ハンセン病の元患者の子どもらは、隔離政策による偏見で差別を受けたなどとして国を提訴し、6月、熊本地裁が国の責任を認めました。

 国は12日、総理談話を閣議決定しおわびするとともに、訴訟への参加・不参加を問わず補償をすると表明しました。

(山下貴司 法務大臣) 「法整備というものがどれほど必要なのかについても、これからしっかり検討していきたいというふうに考えております」

 原告団の1人、岡山市の原田信子さん(75)も東京都で開かれた会見に出席しました。

(岡山市の原告/原田信子さん) 「みんなが救済されてってことがあるので、そして総理とも面談ができるということなのでそれを見た時はうれしかったです。みんな子ども時代にそういうつらい思いをたくさんしているので、それだけは本当に聞いてもらいたいと思っています」

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