玉野市の宇野港と高松港の間を唯一運航している四国急行フェリーが、12月16日から運航を休止する届け出を提出しました。これを受けて運輸局や関係自治体が対応策を協議しました。
協議会では、まず四国急行フェリーの堀川社長が休止に至った経緯や経営の状況を説明しました。 そして、緊急時の予備船としての支援や、第3セクターとして運航委託を受けることができないか、など善後策を提案しました。
四国急行フェリーは、岡山県と香川県、玉野市と高松市から年間1500万円の支援を受けていますが、利用者の減少や燃料費の高騰で経営が厳しいとしています。 しかし、2県2市は収支の改善が見込めない状況で、これ以上の支援は難しいと述べました。
(四国急行フェリー/堀川満弘 社長) 「私どもは、未来永劫、この宇高航路は続けていきたいということで、県、市にも協議会があるごとにお願いしております。ということで非常に残念です」
四国運輸局などは、23日頃までに、再度、協議会を開いて、利用者の利便性を損なわない対応策について話し合う予定です。