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〈新型コロナ〉「人件費もままならない…」にぎわい消えた繁華街 飲食店が苦境を乗り切るために必死

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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、高松市の繁華街は3月から人通りが大幅に減ってきていました。客が来なくなった飲食店などは苦境に立たされています。

(記者リポート) 「高松市の繁華街からはほとんど人の姿が消え、車の数もまばらです」

 夜9時、いつもはにぎわうこの時間も繁華街は閑散としています。不要不急の外出自粛要請で客足が減り、休業するスナックなどが増えています。  飲食店もテイクアウトや弁当販売を始めるなど、この窮地を乗り切るために必死です。

 高松市にある創作料理が売りの和食店「ぎょうてん」は、開業して14年目を迎え、常連客も増えてきたそうです。しかし、新型コロナウイルスの影響は大きく通常の営業が立ち行かなくなり、弁当の販売だけになりました。

(「ぎょうてん」/行天陽一さん) 「4月からスタッフの人件費もままならないので、4月6日から予約を全部断りました。(弁当は)まあ、10個ぐらいですかね。そうですね、8割以上は売上減ってますね」

 一方、営業方針の変更に踏み切れない店もあります。新鮮な瀬戸内の魚介が売りの和食店「みや崎」です。

(「みや崎」/宮崎敬司さん) 「(売上は)3月中旬から激減しました。(弁当やテイクアウトを)始めるのにエネルギーがいるし、収益もそれほど見込めないし、やめる選択肢は十分あります。常連さんにすごく迷惑を掛けるのが心苦しいです」

 一向に終息が見えない状況で、飲食店を取り巻く環境はますます厳しさを増しています。

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