平成最悪の豪雨災害、西日本豪雨から6日で2年です。岡山県では大きな被害が出た倉敷市や総社市で追悼式が行われました。
倉敷市真備支所で行われた追悼式です。遺族や伊東香織市長など約50人が出席し犠牲者の冥福を祈りました。
2018年7月の西日本豪雨で、岡山県では災害関連死を含めて89人が亡くなりました。今も3人が行方不明のままです。
今も仮設住宅で暮らす人は岡山県全体で2992人にのぼります。
倉敷市では真備町で約4600戸が浸水するなどして、災害関連死を含め70人が亡くなりました。式では豪雨で祖父の須増清四郎さんを亡くした須増藍加さん(33)が遺族を代表して言葉を述べました。
(豪雨で祖父を亡くした 須増藍加さん) 「災害は私たちの想像を超える力で襲ってきます。このつらい経験を教訓として災害から命を守る備えを未来に引き継いでいきたいと考えております」
(記者) 「いまだに5世帯9人の被災者が生活する仮設住宅地で総社市の追悼式が行われています」
一方、総社市でも追悼式が開かれ市長らが犠牲者に黙とうを捧げました。
総社市では河川の氾濫のよる住宅浸水で災害関連死を含め11人が亡くなっていて、アルミ工場の爆発でも住宅に大きな被害が出ました。
(昭和地区で住宅が全壊した女性) 「水の恐ろしさが忘れられないから、雨が嫌じゃっていつも話してます」