連合岡山が10日、今年の春闘の妥結状況をまとめました。賃金は堅調に上昇しているとしながらも、上げ幅は2年続けて前の年を下回りました。
(連合岡山/金澤稔 会長) 「今年大きく前進ということにはなっておりませんが、一定程度この厳しい状況の中での到達点じゃないかなという」
連合岡山が岡山県内の加盟組合の春闘についてまとめたところ、定期昇給と基本給のベースアップを合わせた賃上げ額は4048円でした。
賃金は堅調に上昇しているとしながらも、上げ幅は前の年を204円下回りました。連合岡山では、製造業などを中心にアメリカと中国の貿易摩擦の影響を受けたとみています。
一方、多くの労働組合が3月中旬までに労使交渉を終えていて、新型コロナウイルスの影響は2021年以降に出る見通しです。