今年で15年目の製造です。さぬき市のワイナリーで、香川大学が開発したブドウを使った赤ワインの仕込みが行われました。
(野口真菜リポート) 「濃い紫色のたくさんのぶどう。ここからおよそ1か月かけて、さっぱりとした赤ワインを完成させます」
さぬき市のさぬきワイナリーでは、香川大学農学部が開発したワイン専用のぶどう「香大農R-1」を使った赤ワインを製造しています。
「香大農R-1」は、さぬき市にあるワイナリーの農園や県内の個人農家などで栽培されています。 出来上がるワインは、抗酸化作用のあるポリフェノールが他の赤ワインに比べて2、3倍多く、濃い色でありながら飲み口が軽いことが特徴です。
今年は梅雨明けが例年より遅かったものの、その後しっかり晴れたためブドウの出来は例年通りだということです。
(さぬきワイナリー/竹中剛 工場長) 「これをきれいに発酵できるように温度管理などをしっかりしていって、香川県にしかないぶどうですので、ぜひ香川県の食材と合わせて飲んでもらえたら、一番おいしく飲めると思います」
さぬきワイナリーでは約7000キロの「香大農R-1」を使って、約7000本の赤ワインを製造する予定です。出来上がったワインは11月22日から香川大学の生協やさぬきワイナリーなどで販売されます。