警察犬を目指す熱き戦いです。香川県警の来年度の嘱託警察犬を選考するための競技会が、香川県丸亀市で行われました。
19日に行われた「臭気選別」部門には、競技会初参加の犬から2020年度、香川県警から実際に嘱託を受けている現役の警察犬まで、あわせて30匹が出場しました。
「臭気選別」部門では、見本の布のにおいを嗅ぎ、1分間の制限時間内に5枚の布の中から同じにおいの布を選びます。
1匹につき4回挑戦することができ、正解数を競います。
同じにおいの布が置かれていない「ゼロ回答」の場合もあり、その場合は布を持ち帰ってしまうと不正解になるなど、高度な嗅覚が求められます。
香川県警では2020年度、嘱託警察犬として21頭が活動しています。高齢化が進む昨今、行方不明になった高齢者の捜索現場などで活躍しています。
競技会では臭気選別部門のほか、犯人が歩いた後を正確に追う「足跡追及」部門も12月3日に行います。
2つの部門それぞれで選考し、合格した犬は2021年4月から2年間、香川県警の嘱託警察犬として活動します。
(香川県警察本部 鑑識課/白川芳彦 課長補佐)
「人間が入っていけないところも警察犬なら入っていけたり、大変心強く思っておりまして、優秀な警察犬を嘱託することで今後の警察活動に生かしていけたらと思っております」