高松地方気象台は12月1日、栗林公園のイチョウの標本木が黄葉、つまり黄色に色づいたと同時に落葉したと発表しました。観測史上初めてです。
栗林公園の東門を入ってすぐ右手にイチョウの標本木があります。
(赤木由布子リポート)
「標本木のなかで黄葉の進み具合に違いが出ています。8割ほどの葉は落葉していますが、残っている葉は、きょうやっと色づいたため、標本木の黄葉日はきょうになりました」
高松地方気象台は、12月1日、イチョウの標本木が黄葉・落葉したと発表しました。黄葉日とは、葉がおおむね黄色に色づいた日、落葉日とは、葉の8割ほどが落ちた日です。
黄葉日と落葉日が同じ日になるのは、1953年に観測を開始して以降初めてのことです。
(栗林公園観光事務所/宮崎智 造園課長)
「11月中旬から見頃になっています。幹の上部はきれいな黄色の黄葉だったけど、下の方は緑が残っていたということで気象台の黄葉発表が遅くなったんだと思います」
(訪れた人は―)
「もう黄葉も終わっていると思います。今年は暑くなったり寒くなったり激しいので、こうなってしまうのかなと思いました」
高松地方気象台は、詳しい原因はわからないと話しています。