岡山県の農家や農業法人などの数が5年前と比べて2割減ったことが分かりました。人口減少や高齢化に伴い、事業の法人化や農地の集約が進んでいます。
中国四国農政局の調査によりますと、岡山県内の2020年の農家や農業法人などの経営体は2万8707で、5年前の調査に比べ22パーセント減りました。
人口減少や高齢化で個人経営の農家などが減った一方、法人経営が5年前と比べ2割以上増えました。
5ヘクタール以上の耕地面積を持つ農家などの割合が9.4ポイント増えるなど、農地の集約も進んでいます。
また、モモやブドウなど高収益が見込める作物を生産・販売する農家などが増えています。
岡山県農政企画課は「担い手が減少する中、今後も収益性の高い農業の担い手を育成したい」とコメントしています。