思い出の人形に別れを告げる人形供養祭が高松市の神社で行われました。
高松市の田村神社では、毎年12月23日に「人形供養祭」を行っています。
(中濱綾那リポート)
「岡山・香川・徳島などから集められたおよそ4万体の人形が、祈祷の後に燃やされ供養されます」
「人形供養祭」は1890年ごろ、明治時代に始まったとされています。
境内には人形店が回収した雛人形や五月人形などが積み上げられ、神官が祝詞をあげた後に火が点けられました。
人形を持ち込んだ人は、燃え盛る炎の中で供養される人形を見つめたり、写真を撮ったりしていました。
(人形を持ち込んだ人は―)
「母が大事にしていたお人形。お人形さんも母のところへ行くように供養してもらった」
(田村神社/熊代伸哉 権祢宜)
「人形には魂が宿るといわれていますので、粗末にせず大事に普段から扱っていただきたい」