岡山県は「人形峠環境技術センター」の核燃料の加工施設を廃止することを了承しました。
岡山県が廃止措置計画を了承したのは、鏡野町の人形峠環境技術センターにある「ウラン濃縮原型プラント」です。
この施設では、核燃料のウランを濃縮する遠心分離機の研究などが行われていましたが、2001年3月に運転を終えていました。
解体・撤去は2040年度に完了予定で、発生する廃棄物は約8000トンです。
貯蔵している濃縮ウランなど、約2300トンは原子力事業者に譲渡します。
人形峠環境技術センターは、2008年度から主な施設の解体を進めています。
「ウランの濃縮原型プラント」の廃止が了承されたことで主要な3つの施設は全て解体されることになり、今後センターでは除染技術の研究などを行う方針です。