20日、香川県のほとんどの小・中学校で1学期の終業式が行われました。
21日からの夏休みを前に、高松市の小学校では身を守るための「アイテム」が児童に配られました。
高松市立鶴尾小学校の終業式は感染症対策としてそれぞれの教室でリモートで行われました。
高松市では授業時間を確保するため、2015年度から独自に夏休みを1週間短縮していましたが、コロナ禍で学校行事が見直されたことなどから2021年度は8月31日までの42日間に戻します。
終業式では生活指導の新居淳嗣先生が夏休みの過ごし方の注意点を児童に説明しました。
(鶴尾小学校 生活指導/新居淳嗣 先生)
「規則正しい生活をして安全な場所で安全な遊びをする。交通ルールを守る。自分の命は自分で守る。充実した夏休みにしてください」
(白戸ゆめのリポート)
「夏休みを前に、自転車走行中の自分の身を守るためヘルメットが贈られました」
式が終わると、自転車に一人で乗ることができる4年生から6年生の中で現在持っていない児童にヘルメットが配られました。
PTAから学校に贈られたもので、卒業時には学校へ返します。
警察庁の2017年の調査によると、自転車の死亡事故で致命傷となった場所は「頭部」が最も多くの割合を占めています。
さらに、ヘルメットをかぶっているときとかぶっていないときの致死率を比べてみると、約3倍も違いがあります。
児童たちは配られたヘルメットを手に取り、正しいかぶり方などを確認していました。
(児童は―)
「ヘルメットをかぶって事故にあわないように周りとかをちゃんと見て乗りたいです」
「遊ぶことが多いからヘルメットを着けて100均とかいろいろなところに行きたい」
「家族で安全に事故がないように海とかいろいろなところに行って楽しく過ごしたい」
香川県警はヘルメットを正しく着用し、見通しが悪い交差点では飛び出さずにしっかり一度止まってほしいと注意喚起しています。
21日からの夏休み、事故には十分気を付けて楽しんでもらいたいですね。