高松市の市民プールを廃止する条例改正案が市議会の委員会で可決されました。12月21日の本会議で「廃止」が正式に決まる見通しです。
高松市浜ノ町の市民プールは老朽化が深刻で、2021年の夏はろ過設備の故障などで営業ができませんでした。
市は調査した結果、大規模な修繕が必要だとして、市民プールを「廃止」するため条例の改正案を12月高松市議会に提案しました。
16日は市議会の経済環境委員会が開かれ、存続を求める陳情をしている市民団体が出席しました。市民団体は「多くの人に利用され愛されてきた施設だ」と訴え、大規模修繕と存続を求めました。
委員からは「市民プールは立地もよく、存続させるべき」や「修繕費や維持費などを払うことは財政的に厳しい」などの意見が出ました。
採決の結果、委員9人中8人が市民プールを廃止する条例改正案に賛成し、可決しました。
(高松市市民プールの存続を求める会/岩野正光さん)
「ただ大規模だとか一般的な言葉だけで議論されていて、それはおかしいと思った。我々としては残念」
この条例改正案は、12月21日に本会議で採決されます。