3年ぶりに行動制限がないゴールデンウィーク。瀬戸内国際芸術祭も開かれ行楽地やイベントに人出が戻る中、高松市のゲストハウスでも満室の状態が続いています。ただ、3年前とは状況が違うようです。
高松市の田町商店街の1本裏通りにあるゲストハウス「TEN to SEN」です。7年前にオープンしました。
ゲストハウスはトイレやバスルームを共用にしたり、サービス面を最低限に留めたりすることで宿泊費用を安く設定しているのが特徴です。
(記者リポート)
「こちらが『ドミトリールーム』と呼ばれる相部屋です。一泊3000円で宿泊することができます」
こちらでは新型コロナ禍前の2019年までは年間3000人ほどの利用がありました。
その6割が韓国や台湾など高松空港との直行便があるアジアを中心とした海外の人で、3年前の瀬戸内国際芸術祭の期間中は8割が外国人観光客でした。
(TEN to SEN ゲストハウス高松/杉浦聡美 オーナー)
「今年は3月の学生さんの春休みからお客さまが増えだして、ゴールデンウィークはずっと満室の状態が続いています。純粋に、日本人のお客さましか来られませんので、そこはちょっと違うところです」
5月7日の土曜日までは予約で満室ですが、それ以降はまだ余裕があるそうです。全ての部屋の清掃を自ら行うなど大忙しのオーナー、杉浦さんは、早く外国からお客さんを迎えたいと話します。
(TEN to SEN ゲストハウス高松/杉浦聡美 オーナー)
「外国人がいない、インバウンド需要がないということは平日にいらっしゃるお客さまがとても少ない状態ですので、3年前に比べたらお客さまが戻って来ていないという感覚はあると思います。せめて(瀬戸芸の)秋会期くらいには、前みたいに外国の方も日本の方もここで皆さん泊まるという状態になってほしい」