10月31日投開票の衆議院選挙関連のニュースをお伝えします。若者の投票率を上げようと、香川県の20代の飲食店経営者が中心となり、投票に行くと、飲食店などで限定サービスが受けられる企画を行っています。
(カヌレとコーヒーの店を経営/寺井司さん)
「20代の投票率が低いということもあって、ちょっと投票率が上がるような、みんなが考えるようなきっかけが作れたらと思って、同じ思いを持っている方たちと企画したという感じです」
企画したのは「FRESH WISH」と銘打って若者による社会運動を展開している行安亮さん(26)、沖田竜太郎さん(23)、寺井司さん(23)です。それぞれ、香川県内で飲食店を営んでいます。
今回の衆院選で20代以下の人が投票に行ったことが分かる写真を撮影し、対象となる飲食店や美容院など20店舗で見せると、割引や大盛りなどのサービスを受けられます。(11月7日まで)
メンバーの寺井さんが営むカヌレとコーヒーの店「Shiro」ではドリップコーヒーバッグ1つをプレゼントします。
(カヌレとコーヒーの店を経営/寺井司さん)
「3人がやってるのが飲食店だったというのもあって、自分たちができることを考えたときに限定サービス・商品が一番若い子たちにつながるかなというのが一つではあります」
前回、4年前の衆院選では全国の年代別投票率を見ると20代が33.85%と最も低くなりました。
植物性の材料だけを使ったハンバーガー店を営む沖田さん。高校時代は政治への興味はほとんどなかったそうですが、環境問題への関心が高まる中で「政治の力」の大きさを感じたそうです。
(ハンバーガー店を経営/沖田竜太郎さん)
「自分事として捉えられたときが大事だと思って、問題が生じてこれ解決したいと思ったときに大体、政治・選挙につながると思うんですよね。そこが僕はつながった時がきっかけですね」
(カフェを経営/行安亮さん)
「自分たちも時代を作れるんだ、社会を作れるんだという意識、しかも作っていくのがかっこいいみたいな意識に変わっていってくれたらなと思います。この企画を通して」
行安さんたちはこの企画を通して、まずは若い人たちに投票へ行くことを「体験」してもらい、選挙や政治について考える最初の一歩にしてほしいと話していました。
投票に行くと受けられる限定サービスは、ラーメン大盛りサービスやドリンク一杯無料などがあり、対象の店舗はインスタグラムのアカウント(@freshwish.2021)で確認することができます。