障害のある人の気持ちを職員に理解してもらおうと、四国運輸局がJR高松駅でバリアフリー研修を行いました。
四国運輸局と四国地方整備局の職員約10人が参加しました。
参加者は視覚障害の疑似体験ができるゴーグルを装着。
点字ブロックに沿って目的地まで歩きます。視界が狭く見えにくくなっているため参加者はゆっくりと恐る恐る歩いていました。
また、その状態でバスに乗ろうとすると段差に気付くことができず、つまずいてしまいました。
(山下佳乃リポート)
「実際に私も体験してみます。本当に視野が狭くなっているので、ここに段差があるということを理解するのもなかなか難しいです。ただ手すりはオレンジ色の明るい色なのでわかりやすいです」
続いて、視覚に障害がある人をサポートする方法も学びました。
四国運輸局では電車やバスなどの交通インフラでバリアフリー化を進める取り組みを行っています。
職員が障害者の気持ちを理解し、自分事として業務に取り組めるように、2年前からこうした研修を行っています。
(参加者は―)
「普段見えていたら何とも思わないことなんですけども、ちょっとのことですごいドキッとすることがありました。普段の業務から何ができるか考えていけたらなと思います」
「目の見えない方が実際どういう見え方で生活していられるのか、大変さというのを痛感できたかなと思います。(香川運輸支局に)訪れた方とかでもし視覚障害の方がいたら、いち早く気付いてサポートしてあげられたらなと思います」