投票率の低迷が続く参院選ですが、有権者が候補者に求めるものは? そして、どんなことに注目すればいいのか? 専門家に聞きました。
有権者が候補者に求めるものは
(30代 会社員)
「賃金を上げてくれる人。根本的に経済をうまく回すって口だけじゃなくて、ちゃんと実行してくれる人。あと早くマスクを外してもいいですよって言ってくれる人が現れるといいかな」
(60代 無職)
「市民の生活をフォローしていただくことが一番じゃないか。はっきり物事を言える方、それを実行される方」
(70代 主婦)
「もう少しリーダーシップを発揮して、いいことはいい、悪いことは悪いとはっきり言って。いい子に収まるんじゃなくて、政治家は自分の身を切りながら国民のためにとにかく一生懸命走り続けてほしい」
(20代 看護師)
「医療職の方が困らないというか、患者さんにも何かプラスになるようなことを考えてくれる人が一番いいかな」
(60代 会社員)
「賃金が上がらないじゃないですか。30年くらい上がっていないんじゃないか。その辺をやっぱり変えていかないと」
(18歳と20歳の学生)
「(Q.きょうが公示日ですが)知らなかった……」
(20歳 学生)
「若い人の意見を取り入れてくれる人」
(18歳 学生)
「新しい時代なんで、そういう時代に即した考えを持っている人の方がうれしい」
投票前に何に注目すればいい?
前回の参院選の投票率は岡山選挙区が45.08%、香川選挙区が45.31%と、ともに「過去最低」でした。いまひとつ盛り上がりに欠けるように感じる参院選ですが、有権者の投票行動の専門家は……
(香川大学法学部/堤英敬 教授)
「参議院(選挙)というのは、政権を選ぶという位置づけにはないわけですけれど、ただ参議院選挙の結果によって例えば与野党の議席の分布がどうなるか、その後の政策的な議論の展開、政治的な流れが大きく変わってきますので、重要な選挙と言って差し支えない」
堤教授は「経済や安全保障政策などは大きく意見が割れるようなテーマではないが、報道やSNSなどで積極的に情報を得て、各党の主張の違いに目を向けてほしい」と話します。
(香川大学法学部/堤英敬 教授)
「イメージだけで投票しない。各党がどういう政策をやろうとしているのか、どういう実績があるのか、ちょっと調べていただいて、投票に向かっていただきたい」