若者の「郷土愛」を育もうと、香川大学が高校生を対象とした新しい「養成講座」を始めることになりました。学ぶのはその土地の成り立ちです。
(香川大学/長谷川修一 特任教授)
「地域をよく知って地域に愛着を持ち、そして、どんな災害が来てもへこたれない、そういう若者に育ってほしいな」
香川大学が2022年10月に始めるのが「ジオアートJr.マイスター養成講座」です。
香川大学では、これまでにも高校生らが自分たちが住む土地の成り立ちなどを学ぶ取り組みを行ってきました。
10月からの講座は、高校の必修科目でもある「地理総合」とも連携し、高校生が地域の地質などを学ぶことでその価値に気付き、将来的に地域に貢献できる人材を育てることを目指しています。
定員は20人程度を想定しています。
香川大学によると、香川県では高校を卒業するタイミングで香川を離れ、香川以外の地域で就職するケースが多いことなどから、若者の人口減少が加速しているということです。