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「不安と期待と半々」外国からの水際対策緩和で観光地は 岡山・倉敷美観地区

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 国は7日、一日当たりの入国者数の上限を2万人から5万人に引き上げました。岡山県の倉敷美観地区では期待と不安の声が聞かれました。

 倉敷美観地区では柳のせん定が行われています。平日ということもあり観光客はまばらですが、川舟流しの船頭を16年務める木曽さんは、最近ようやく海外からの客が戻ってきたと言います。

(くらしき川舟流し 船頭/木曽信一さん)
「久しぶりに外国人30人が来られたんですけど、個々で来られる方はときどきいたけど、ツアーはこの前久しぶりに見ました」

 政府は7日から一日当たりの入国者数の上限を2万人から5万人に引き上げるなど水際対策を緩和します。3回目のワクチン接種を終えていれば、これまで入国者に求めてきた陰性証明が不要になるなど、海外からの旅行者が訪れやすくなりました。

(くらしき川舟流し 船頭/木曽信一さん)
「そりゃあ来ていただけたら両手を挙げて歓迎します。けど、外国人さんはマスクもしないからちょっとそのへんは怖い。不安と期待と半々くらいです」

 土産店の多くは今回の緩和を冷静に受け止めています。

(橘香堂 美観地区店/石川克美 店長)
「あんまり期待はしてはないんですけど、どちらかと言うとアジア系の方が来ていただけたらまだ少しいいんですけど、ヨーロッパの方はお土産を買う習慣もないみたいなので」

 石川さんによるとアジアからの旅行者は個人旅行が多いそうです。ただ、今回の緩和で添乗員を伴わないパッケージツアーが解禁された一方、個人旅行は認められていません。

(橘香堂 美観地区店/石川克美 店長)
「安全で安心して何の規制もなく(観光客が)来られるようになれば。そこに早く行きつけたらいいかなと」

 新たな装いとなった柳並木。新型コロナがまん延してから3度目となる秋の観光シーズンを迎えます。

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