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登山家・野口健さんと一緒に小学生が清掃活動や山登り 環境問題を学ぶ 岡山【こどもミライパーク】

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 子どもたちの今を伝える「こどもミライパーク」。今回は「環境教育」についてお伝えします。21日、岡山県総社市の小学生が、登山家で環境問題にも取り組んでいる野口健さんと一緒に、清掃活動や山登りをしながら環境について学びました。

 21日、総社市で行われた「環境教室」。子どもたちに環境について学んでもらおうと、市が毎年開いているもので、講師を務めたのは市の環境観光大使を務める登山家の野口健さんです。2022年は新本小学校の6年生13人が参加しました。

(登山家/野口健さん)
「ごみを拾っている時の一日は、地味なことしているんだよ、ごみ拾いだから。拾ってごみ袋に入れて、地味でしょ一日がね。気づいたらごみが無くなってくるんだよね。きょうは一日よろしく」

 まずは清掃活動です。山の中に瓦やタイヤなどが不法投棄されています。

(登山家/野口健さん)
「(ごみが)多い時はバケツリレーやるんです。バケツリレーわかる? 6人ぐらいが列を作りましょう。列を作ってごみを渡していくっていうのはね、一番早いの効率的なの」

 ごみ問題の現状を知った子どもたちは、協力してごみを片づけました。

 野口さんは、1999年のエべレスト登頂をきっかけに、山のごみ問題に関心を持ったということです。人材育成が重要と考えた野口さんは「環境学校」立ち上げ、次世代を担う人たちを対象に全国で活動しています。

(児童は―)
「(Q.どうですか、ごみ)結構あってびっくりしました」
「楽しいです。こうしてバケツリレーとかしたこと無かったので」

(登山家/野口健さん)
「現場に行ってどうしてごみが出るのか、どうしたらごみが出なくなるのかというのを、ごみを拾うことがきっかけで考えるようになるので、大事だと思うんですよね」
「全国でごみを拾っていて思うんだけど、ごみがあるとごみを捨てやすくなる。ごみがあるからまぁいいかと言って、ポーンといくんだよね。ごみがごみを呼ぶんだよね。ごみが完全に無くなると、人はそこに捨てづらくなるんだよね」

(記者リポート)
「清掃活動の後は、登山です。野口さんと一緒に山の自然を楽しみながら登ります」

 子どもたちは標高200mほどのところにある史跡を目指します。

(登山家/野口健さん)
「自然との接点が無い子が増えてきて、自然との接点が全く無い人に、環境問題に関心が持てるわけがないと思うんですよね」

 到着しました。ここの場所からは自分たちの小学校が見えました。

(児童は―)
「こんな絶景が見れてうれしかったです」
「きつかったけど、途中にごみが無かったというのが一番うれしかったです」

 最後に、これからも豊かな自然が保たれるよう願いを込めて、もみじの木を植えました。

(登山家/野口健さん)
「自分たちが住んでいるところの近くに、こんなきれいな自然があるんだということを体験すると、自分のふるさとに対する愛情につながってくるし、郷土愛っていうのかな、そういうのが大事だと思う」

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