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緊急地震速報の発表基準に「長周期地震動」追加 高層ビルの中における揺れの大きさを「階級」で表現【こつこつ防災】

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 防災の話題をお伝えする「こつこつ防災」です。地震で強い揺れが予測されるときに出される「緊急地震速報」。この緊急地震速報の発表基準に2月1日から「長周期地震動」が加わりました。

 「緊急地震速報」は地震が発生した時、強い揺れが予想される地域に出されるものです。

 今までの基準では「最大震度5弱以上が予想される地震」で、「震度4以上が予想される地域」に発表されていました。

 この発表基準に2月1日から「長周期地震動」が加わりました。

 「長周期地震動」はその名の通り、揺れが1往復するのにかかる時間「周期」が長い揺れです。ビルの高い階の場合は特に揺れが大きくなります。

 通常、地震の揺れは震源から近いほど大きいですが、「長周期地震動」は遠くまで伝わりやすく、震源から離れた場所でも大きな揺れになることがあります。

 「長周期地震動」の大きさは「震度」ではなく4段階の「階級」で表します。この階級は高層ビルの中における揺れの大きさを表します。階級3は「立っているのが困難」、階級4になると「固定していない家具の多くが倒れる」とされています。

 2月1日からは、地震が発生した時に、長周期地震動で「階級3以上」が予想される場合にも緊急地震速報が発表されます。

 30年以内に70%から80%の確率で起きるとされている南海トラフ地震では「長周期地震動」が想定されます。地上とは違う高層ビルでの揺れにも注意してください。

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