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「一生の宝物になる1日」新型コロナで3連覇懸かった春高バレー欠場…就実選手のための“最後の試合”

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 2023年1月、試合前の抗原検査で選手が陽性となり、3連覇が懸かった春高バレーを欠場した岡山市の就実。悔しい思いをした選手たちのために企画された試合が、12日にありました。

 就実は1月の春高バレーの試合前に受けた抗原検査で選手が陽性となり、大会規定で欠場となりました。直後に独自で受けたPCR検査では陰性だったため、チームは救済措置を求めましたが認められず、試合をすることなく大会を終えていました。

 12日の試合は、就実の選手のためにと、部のOG3人が所属するV1の久光が企画したものです。

(在間隆真リポート)
「高校最後に訪れた特別な試合。3年間の全ての思いを大阪の強豪、金蘭会にぶつけます!」

 就実の応援席には、部員の家族や卒業生ら約220人が集まり、コートに声援を送りました。

 相手は2022年夏のインターハイを制した大阪の強豪、金蘭会。

 就実の西畑美希監督はこの日、ベンチに入った3年生7人全員をコートに送り出しました。

 3年生にとっては仲間と一緒に戦う最後の試合……。全力のプレーと笑顔で、コートの選手もベンチの選手もひとつになって、特別な最後の時間を過ごします。

 2セットを連取されて迎えた3セット目。3年生のキャプテン・岩本のトスを1年生が決めて試合終了。試合中の笑顔が最後は涙に変わりました。

(就実高校女子バレーボール部/岡田愛菜 選手[3年])
「一球一球にみんなの思いが詰まった大会だったと思う」

(就実高校女子バレーボール部/岩本沙希 選手[3年])
「最高の1日というか、一生の宝物になる1日だったと思います」

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