慢性的な渋滞を緩和するために行われていた香川県三豊市の国道11号の工事が完了し、26日朝から4車線での通行が始まりました。
(記者リポート)
「三豊市の国道11号です。片側1車線を塞いでいたバリケードが撤去され始めました」
4車線化されたのは、国道11号の一部区間1.3kmです。東は三豊市豊中町上高野のさぬき豊中IC付近から、西は本山小学校あたりまでです。
この区間には、高松道のさぬき豊中ICとつながる交差点があるほか、沿道には「ゆめタウン三豊」があります。香川河川国道事務所の2020年の調べでは、香川県でワースト8位の混雑区間となっていました。
26日の4車線化で、ゆめタウン付近の交差点の渋滞の緩和や追突事故などの減少が期待されています。
また、車道の両側には、幅3mの広い歩道も整備されました。歩行者の安全にも配慮しました。
(近所の住民は―)
「常に渋滞していたのが多少でも緩和されたら、結構なことです。この地方都市としてこれくらいの程度でいいのでは。これ以上車が増えるのもどうかな」
26日に開通した1.3kmの4車線化で、渋滞緩和が一歩前進しました。ただ、この区間を含む、三豊市と観音寺市にまたがる4.6kmの区間全ての4車線化についてはいつ完成するかはまだ決まっていません。