南海トラフ地震が発生したとき、瀬戸大橋は本州から四国への人や物資の支援などに重要な役割を担います。緊急輸送道路としての機能をいち早く確保するための訓練が、8日行われました。
岡山県早島町で行われた訓練には、本州四国連絡高速道路や岡山県警、陸上自衛隊などから約50人が参加しました。
想定はマグニチュード8.0、最大震度6強の南海トラフ地震が発生し、瀬戸中央道が通行止めになったというものです。
道路上に倒れた標識の支柱をチェーンソーで切断して除去したり、事故を起こした車にゴージャッキという器具を取り付けて路肩に移動したりする訓練が行われました。
また、道路に段差ができたことを想定し、陸上自衛隊が土嚢を敷き詰めて埋めて、車が通れるようにする復旧訓練を行いました。
(本州四国連絡高速道路 岡山県管理センター/木曽茂文 所長)
「何かあって突発的なことが起こったときに、すぐできるということが一番大事だと思っております。継続的に訓練をやっていければなと思っております」