JR四国が2022年度の路線ごとの収支を9日、発表しました。全ての路線を合わせた収支は4年連続の赤字ですが、行動制限の緩和などで赤字幅は改善しました。
JR四国の全ての路線を合わせた2022年度の営業損益は約181億円の赤字で前年度より約18億円、改善しました。
岡山県の児島と香川県の宇多津を結ぶ区間では、営業収益が8億円余り増え、3年ぶりに黒字となりました。区間別でみると全18区間のうち15区間で赤字幅が改善しています。
100円の収入を得るためにかかる費用を示す「営業係数」は193円で、全区間平均で40円改善しました。
JR四国は「新型コロナの行動制限が緩和されたことなどで利用状況が回復し、赤字幅の改善につながった」とコメントしています。