岡山県立美術館で伝統工芸品を集めた展示会が開かれています。
遥に広がる海を表現した「彫漆」の箱です。白、青、濃紺といった色漆を何層も塗り重ね、彫刻刀で彫って波のグラデーションを表現しています。
岡山市の岡山県立美術館の「日本伝統工芸展」では271点の工芸品が展示されています。
涼し気な色合いの着物は、佐賀藩に伝わる「鍋島更紗」の技法を復興して作られたものです。植物を思わせる模様は木版で押した後、上から色を重ねて付けられたものです。
どこかモダンな雰囲気の備前焼の花器です。深いチョコレート色から明るいオレンジ色へと変化する「たすき」のような模様がアクセントになっています。
日本伝統工芸展は岡山市の岡山県立美術館で12月3日まで開かれています。