香川県三豊市は、実証実験を進めていたゴミ分別の質問に「チャットGPT」が回答するシステムの導入を断念しました。
三豊市は、職員の負担軽減につながればと、市民からのゴミ分別の質問に、対話型の人工知能「チャットGPT」が回答する実証実験を6月から進めていました。
しかし、6月から行った1回目の実証実験では、正答率は62.5%と低迷し、一時中断しました。
そこからチャットGPTの機能を強化し、10月下旬から2回目の実証実験を始めましたが、正答率は94.1%でした。
この2回の実証実験を受けて市は、目標とする正答率99%に届かなかっため、システムの導入を断念することを決めました。
市の担当者によると「チャットGPTの回答に、学習させていない情報が出てくる場合がある。この場合、ミスの原因がわからないため、市民に迷惑がかかってしまう」としています。