香川県が2024年度の当初予算案を発表しました。少子化対策や企業誘致などを推し進めつつ、「未来への投資」として県有施設をリニューアルします。
香川県の2024年度の一般会計当初予算案は総額約4866億円です。新型コロナの対策費は計上されず、23年度の当初予算より17億円減りました。
池田知事が掲げる「人生100年時代のフロンティア県」実現に向けて新たに142の事業を行う一方、成果の出ていないものなど189の事業を廃止します。
重点施策の一つに掲げたのが3つの県有施設のリニューアルです。
(香川県/池田豊人 知事)
「未来への投資をしていかないといけない。先の30年40年、将来世代の方も楽しんでもらえるようなものを今の世代で投資をする」
(記者リポート)
「新しいお店が続々とオープンしているさぬき市の津田地区。ここ津田の松原でも香川県がリニューアルに乗り出します」
机や椅子など設置し、休憩などができる「パークレット」を整備するほか、ドッグランやキャンプ場を開設し周辺の施設との相乗効果を図ります。(琴林公園リニューアル 約1億1800万円)
また、高松空港近くにある園芸総合センターは四季折々の花を観賞できる「さぬきフラワーガーデン」に。(園芸総合センター整備 約2億1400万円)
高松市の公渕森林公園は桜の植え替えやライトアップイベントなどの開催を計画し、新たな魅力を生み出します。(公渕森林公園にぎわい創出 約9600万円)
少子化対策については2023年度よりも6億円増額し、約24億円を計上します。
子育てについて相談したり情報を得たりできる場所を「かがわ子育てステーション」として200カ所の登録を目指します。
(香川県/池田豊人 知事)
「子育て世代の安心感の一助にしたい」
新年度当初予算案は2月16日に開会する2月定例県議会に提案されます。