端午の節句だった5日、香川県の公衆浴場では「しょうぶ湯」のサービスが行われました。
高松市のクア温泉屋島では200本のショウブを湯に浮かべました。
(記者リポート)
「すっきりさわやかな香りがします」
ショウブは昔から邪気を払い疫病を防ぐと言われていて、子どもの健やかな成長を願って端午の節句に風呂に入れる習慣があります。
香川県では4日に1カ所、5日に6カ所の公衆浴場で「しょうぶ湯」のサービスが行われました。
小学生以下の入浴料は無料で、地元のこどもがおじいさんと一緒に訪れていました。
(子どもは―)
「(においをかいで)ネギみたい」
「きもちいい」
(おじいさん)
「(孫が)いつまでもやんちゃで健康であってほしいと思います」
香川県の公衆浴場は燃料価格の高騰などを理由に2023年10月8年ぶりに入浴料を値上げし、400円から450円にしました。
(クア温泉屋島/斎藤正人さん)
「一時は心配だったんですけど、理解していただいて、お客さんは減ってはいないです。むしろ増えているということで、順調にいっている」
クア温泉屋島では、この1年ほどサウナ人気に応じて若者客が増えていて、サウナの温度を高めに設定し水風呂はしっかり冷やすようにしているということです。
県内の公衆浴場は1990年に70軒ありましたが現在は、休業中の店を含めて9軒です。