大規模地震に備えるため、香川県と各市町は耐震性が不足する住宅に耐震化を呼び掛けるための戸別訪問を始めました。
香川県は2024年度から県内で地域を限定して住宅の耐震化を重点的に進めていて、2025年度は対象になった住宅1665戸を訪問する予定です。
このうち宇多津町では1981年5月まで適用されていた「旧耐震基準」の時期に建てられた住宅兼店舗を県と町の職員が訪問しました。そして耐震性の必要さを説明し、できるだけ早く、耐震化に取り組んでもらえるよう呼び掛けました。
(家主[82])
「(平屋は)118年になりますので、ちょっと耐震を考えてみたらどうかなという気持ちになった」
2023年の香川県内の住宅の耐震化率は86%で全国平均を下回っています。(全国平均90%)
県では2025年度末までに91%に引き上げることを目標にしていて、耐震改修工事の費用を補助金とあわせて最大で115万円補助しています。
(香川県 住宅課/大平達也 課長補佐)
「皆さんの意識が高まって1軒でも多くの住宅の耐震化が進んでいくようになればいいと思う」