Park KSBアプリに寄せられた疑問をもとにお伝えする「みんなのハテナ」。今回は「献血」です。8月21日は「献血の日」。62年前のこの日、輸血用の血液を献血で確保する体制を確立すると閣議決定されたことが由来です。
献血についてのさまざま疑問について、岡山市北区にある岡山県赤十字血液センターの中村清香さんに聞きました。
健康状態もわかる?(高松市 あすか 65歳)
(岡山県赤十字血液センター/中村清香さん)
「献血がお願いできた方には、生化学の検査とか血球検査というのを、検査サービス通知ということで、皆さんに見ていただくことが可能となります。基本的には、健康診断で皆さんがもらわれる血液検査の結果と同じようなものがお届けできる」
今は、はがきでの通知に加えて、スマートフォンのアプリでも血液検査の結果が確認できるということです。
最多の献血回数は?(高梁市 福 61歳)
(岡山県赤十字血液センター/中村清香さん)
「私がお会いしたことがある中では、1000回を超えられた方がいらっしゃたんですけど、全国で言うと、もっと回数の多い方もいらっしゃるのかなと」
さかのぼること9年。KSBが、香川県で当時、1000回を達成した男性を取材していました。男性は18歳の時から36年間月2回のペースで献血をして53歳で1000回に到達しました。
(献血1000回達成/西川勝則さん[当時53])
「よくここまで来れたなという感じですね。個人として何ができるか。献血が一番手っ取り早いといったらおかしいんですけれども簡単にできる社会貢献活動かなと思っています」
取材当時に「献血が可能な69歳まで献血を続けたい」と話していたこの男性。香川県赤十字血液センターによりますと、現在も定期的に献血に通い、すでに1200回を超えたということです。
献血する人は減ってきてる?(岡山・吉備中央町 MIKKI 68歳)
1200回に達する人がいる一方で……
(岡山県赤十字血液センター/中村清香さん)
「コロナ禍前より、コロナ禍後にまた献血に戻ってきてくださるかなと思っていたところが、なかなか献血をするリズムに戻らない方もいらっしゃるのかなと」
中村さんによると、少子高齢化に加え、コロナ禍以降企業や学校などで献血してもらう機会が減って献血への関心が薄れたことも要因の一つに考えられるそうです。
岡山県では、2025年度までの10年間で10代~30代の献血者が34%減少していて、若者の献血者の増加が急務だということです。
(岡山県赤十字血液センター/中村清香さん)
「血液がありあまって、ちょっと献血にお見えになるのストップしてくださいということは今までに一度もないです」
そんな中、岡山市の献血ルーム「うらら」では、マジシャンを招き献血した人を楽しませたり、似顔絵を描いてプレゼントしたり……。ネイルやハンドトリートメントの無料サービスまで。
(岡山県赤十字血液センター/中村清香さん)
「ひと月ごとにいろんなイベントを考えて、せっかくなので楽しく献血して帰っていただけたらなと思っています。8月については、火曜日と水曜日にくじ引きにチャレンジしていただいて記念品をお持ち帰りいただく」
高松市の献血ルーム「オリーブ」でもハロウィンやクリスマスには職員が仮装したりケーキを用意したりして献血を呼びかけています。
場所で記念品が違うのは?(倉敷市 エミリ 65歳)
(岡山県赤十字血液センター/中村清香さん)
「各県で施設でさまざまな記念品を考えさせてもらったりとか、献血バスの方でよくあるのは、さまざまな団体が協力してくださり、記念品を用意してくださるところも。なので、それぞれの会場で記念品が変わってくる」
そんななか、岡山の人気の記念品はこの季節にうれしい「ハーゲンダッツ」! 2012年から提供を始めました。
一時、コストの面から「ガリガリ君」にという話も出たそうですが、今では岡山の定番の記念品になっています。
また、高松市の献血ルームではセブンティーンアイスを用意しているということです。
そのほか、10回、30回、50回などに到達した人は全国共通の記念品として、今治のタオルや若狭塗の箸などを選ぶことができるということです。
献血は痛くないの?(岡山市 みーちゃん 65歳)
(岡山県赤十字血液センター/中村清香さん)
「痛くないと言ったらうそになります。針を刺しますので、多少は痛いかなと思いますが、その痛みを越えて、ぜひボランティアをしていただけたら。病気と闘う患者さんはたくさんいらっしゃいますので、その方たちへの勇気と元気を分けていただけたら」
ちなみに、岡山市の献血ルームの21日の献血の日の記念品は岡山・倉敷で店舗を展開する「カフェ青山」のフィナンシェだということです。
献血は、身近にできるボランティアですし、これを機に行ってみるのもいいかもしれませんね。
(2026年8月20日放送「News Park KSB」より)