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ドカ雪の観光地で“救助依頼”が タイヤが雪にはまり…

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 大雪の影響で観光地は大混乱となっています。

■ドカ雪の観光地で“救助依頼”が

 岐阜県郡上市。冬のレジャー客でにぎわうスキー場周辺でトラブル発生。

 救助依頼を出したのは愛知県からスノーボードを楽しみに来た男性3人組。ノーマルタイヤで雪道を走行中に車が動けなくなったといいます。

隊員 「何があるか分からないので、1回(雪を)よけて見てみます」

 車は雪に埋まり、タイヤが完全に動かない状態です。隊員は自らの手でタイヤ周りの雪を掘り起こし、車体が動けるスペースを確保します。

隊員 「タイヤの前の雪も今かいてみたので一度、運転させてもらっても大丈夫ですか」

 隊員が慎重にアクセルを踏むと…。

隊員 「じゃあ前進で、ゆっくりね。オーライ、オーライ」

 車は雪の壁を抜け、無事に道路に脱出することができました。

隊員 「スタッドレスはいつもはかない?」 依頼者 「地元(愛知)が全然、雪降らないので」 隊員 「あー。そういうことですね」 依頼者 「あすからはき替えます」

JAF(日本自動車連盟)岐阜支部 五藤文規さん 「スキー場でも最近、除雪されている状態なのでノーマルタイヤで来る人も多いが、雪が積もっていたり、残っていたり、滑るケースがあるのでやめた方が良い」

■酸ケ湯 積雪2メートル超“29年ぶり”

 列島を包む強烈な寒気。北国ではドカ雪が生活に深刻な影響を及ぼしています。

 青森市では住人が雪かきに追われていました。

89歳の人 「(Q.雪の量は?)すごく重い。重くて大変」

 青森駅から車で1時間ほどの日本一の豪雪地区・酸ケ湯の積雪量はなんと2メートルを超え、29年ぶりの早いペースで増えています。

 温泉宿の駐車場は出口の見えない雪の迷路のよう。車は雪に埋まり、乗り込むのも一苦労です。

酸ケ湯温泉 高田新太郎さん 「車の屋根の雪を下ろさないで帰ろうとする人がよくいる。坂道でブレーキ踏むと屋根の雪が一気にフロントガラスに落ちる。前が見えなくなり危ないので、出発する前に全部降ろして」

■岩見沢“積雪3倍” バス停雪に埋まる

 北海道岩見沢市のバス停も…。

 岩見沢市は今シーズン最大の積雪量に。平年の3倍、120センチに迫る勢いです。

 1カ月前は雪はわずかでしたが、寒波の襲来で異例の積雪量に。商店街には雪の壁ができていました。

 この影響で市内を発着するバスは運休や路線変更が相次いでいます。

北海道中央バス 伊藤善人乗務員 「この時期、こんなに雪が降るのは初めて。買い物に行けなくて困ったという電話が多い」

 市民には、すでに影響が…。

学生の人 「帰りのバスが止まって親が迎えに来ないと帰れない。親が来られないと永遠に帰れなくなっちゃう」

 列車も一部の時間帯で運休が出ました。

 除雪車は異例の速さで出動しています。

岩見沢市役所 除排雪対策本部 主幹 山田甲ニさん 「通常、年末に正月に向けて運搬排雪をするか否か話す。近年、こういう経験は記憶にない」

 午前9時から午後5時まで作業しても進む距離は約1キロ。

岩見沢市役所 除排雪対策本部 主幹 山田甲ニさん 「夜間も作業しているオペレーターもいる。非常に大変な作業だと思う」

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