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「楽しい日本」めぐり論戦 皮肉交じりの質問に笑い誘う答弁も

政治

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 国会では石破総理大臣が掲げる「楽しい日本」を巡って野党から批判が相次ぐなか、石破総理が笑いを誘いながら説明する場面がありました。

石破総理大臣 「お前は楽しいのかというお尋ねをちょうだいを致しました(議場内から笑い声)」

 石破総理は24日の施政方針演説で「すべての人が安心と安全を感じ、自分の夢に挑戦し、きょうよりあすは良くなる、そうした活力ある国家」を目指すなどとして「楽しい日本」を打ち出しました。

 これに対して野党側は、物価高で苦しむ国民の厳しい生活を踏まえると「とても違和感があり、明らかに上滑りしている」などと批判しています。

 29日の参議院本会議では、このような皮肉交じりの質問が飛びました。

れいわ新選組 山本代表 「張本人が疲れきって毎日、苦虫潰すようでは楽しい日本は作れません。総理は重責のなかでも毎日、楽しんでますか」

石破総理大臣 「お前は楽しいのかというお尋ねをちょうだいを致しました。苦虫をかみ潰したような顔というのは、なるたけしなければいいなと思いますので、ご指摘を踏まえて改善に努力を致しておると思っておるところです(議場内から笑い声)」

 石破総理は、自身の国会内の事務所には「先憂後楽」=人に先立って国を心配し、人が楽しんだ後で自分は楽しむという書を掲げていることを紹介しました。

 そのうえで「緊張感は欠かさず、なるべく他人の悪口を言わずに過ごしたいと思ったりもしている」と付け加えました。

 また、この日、誕生日を迎えた国民民主党の川合議員への質問に答える際には冒頭で「誕生日、誠におめでとうございます」と述べる場面もありました。

 アドリブも加えつつ、国会を円滑に進めたい姿勢がにじんでいます。

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