予算案を巡る与野党の協議で、教育無償化などで自民、公明と日本維新の会がまとまったことを受け、焦点は与党と国民民主との「年収の壁」の協議に移っています。
(政治部・村川仁基記者報告) 年収の壁について、石破総理の側近からは「今週中に合意できればいい」と期待の声が上がります。ただ、国民民主は厳しい姿勢を崩していません。
国民民主党 古川代表代行 「国民民主党としても予算案への対応を決めなければいけない時期が来ておりますけれども、今の現状のままで言えば到底賛成できるものじゃない」
国民民主党の古川代表代行は、一方で合意に至るなら、仮に暫定予算を組む必要が生じた場合には「喜んで協力する」と強調しました。
自民と公明の税調幹部は26日朝も会合を開き、対応を協議しました。
国民民主との3党協議は夕方に予定されています。
与党側は、28日に予算の修正案を提出する考えで、党内の手続きを考えると、26日が交渉期限だと国民民主に伝える考えです。
政府与党内では、要求はする一方で恒久財源を示さないなど国民民主の姿勢にフラストレーションもたまっています。
石破総理も周辺に懸念を漏らしているということで、大詰めを迎えた協議の出口は見えていません。