ミャンマーの国境地帯で日本人がいるとみられる詐欺拠点の摘発が進められていますが、保護の対象となる外国人の数が多すぎて摘発が滞る事態になっています。
タイとミャンマーの国境地帯にある「泰昌パーク」と呼ばれる詐欺拠点では、現地を支配する民主カレン仏教徒軍がこれまでにおよそ670人の外国人を保護しましたが、未だ400人以上が残されています。
民主カレン仏教徒軍幹部 「人が多すぎる。400人以上いるのにトイレが4つ、5つしかなく苦労している。すでに人が多すぎて、しばらく新たな摘発には動けない」
タイ警察は、泰昌パークにおよそ20人の日本人がいるとみていますが、民主カレン仏教徒軍によると保護した外国人の送還が進まない限り、新たな捜索のめどが立たないということです。